文部科学省は28日、国公立大の2次試験志願状況の中間集計を公表した。同日午前10時現在の志願者数は、昨年の中間集計時点より3846人多い5万9319人で、募集人員に対する倍率は0・6倍で昨年並みだった。出願は2月4日まで。
昨年より前の中間集計の倍率は1倍弱で推移していた。大手予備校などによると、今月の大学入学共通テストで数学Ⅰ・Aなど7科目の平均点が過去最低となる見通しとなったことで、中堅クラスの大学を狙う受験生が出願先を慎重に選んでいる可能性がある。
志願者は、国立大(82大学392学部)が4万5997人、公立大(90大学202学部)が1万3322人。独自日程で試験を実施する国際教養大(秋田県)、新潟県立大、叡啓大(広島県)は含んでいない。
琉球大は前期と後期を合わせて1214人の募集に272人が志願し、倍率は0・2倍。前期は994人の募集に171人が志願し倍率は0・2倍、後期は220人の募集に101人が志願し倍率は0・5倍だった。名桜は235人の募集に4人が志願し、0・01倍だった。県立看護は55人の募集に9人が志願し、倍率は0・2倍。県立芸大は73人の募集に6人が志願し、倍率は0・1倍だった。
29、30日には共通テスト追試験が行われる。新型コロナウイルスに感染して本試験を欠席した受験生は、県内では17人。濃厚接触者は7人だった。
(共同通信)