地域再生大賞でおきなわランチサポートが優秀賞 繁多川の「1万人井戸端会議」も受賞


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地域再生大賞の優秀賞に選ばれた「おきなわこども未来ランチサポートコンソーシアム」の活動の様子=25日、浦添市

 地方新聞46紙と共同通信が、地域活性化の取り組みを表彰する第12回地域再生大賞の各賞50団体が29日、決まった。大賞(副賞100万円)には、中高生に家庭でも学校でもない第三の居場所を提供する「河原部社(かわらべしゃ)」(山梨県韮崎市)が輝いた。若いスタッフがイベントや職場体験を通じて生徒らの夢の実現を応援、地域への愛着を育む。

 県内からは優秀賞に、県内各地の子ども食堂の食料支援に取り組む「おきなわこども未来ランチサポートコンソーシアム」と、那覇市の繁多川公民館やいどばた学童クラブを運営する「1万人井戸端会議」が選ばれた。

 今回は国連の持続可能な開発目標(SDGs)を念頭に「未来へつなぐ、みんなで」の副題を設定。取り組みの将来性や「誰も取り残さない」といった観点に注目した。

 新型コロナウイルスの感染状況を踏まえ、東京での表彰式開催は見送る。大賞の河原部社の表彰式は山梨日日新聞社が2月18日に予定している。

(共同通信)