旧正月の重箱料理余ったら…高校生と芸人がアレンジレシピ考案 クックパッドに投稿


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重箱料理のアレンジレシピ動画を撮影した、那覇国際高校家庭クラブの1年生(FEC提供)

 1日は旧正月。沖縄の年中行事に欠かせないのが重箱料理だが、近年はオードブルなどその他の料理も同じ食卓に並び、重箱料理が余ることがある。そんな“重箱フードロス問題”を解決しようと、那覇国際高校家庭クラブの生徒が演芸集団FEC所属のお笑い芸人と共に立ち上がった。

 同クラブは2020年、当時の1年生とその家族を調査し、約75%の家庭で重箱料理が余っている現状を知った。重箱以外にオードブルなども並び、食べるものが多すぎることが原因だったという。調査後、生徒たちは昆布やゴボウ、かまぼこなど重箱に入っている料理のアレンジレシピを考案し、料理レシピの検索サイト「クックパッド」に投稿した。

 調査結果を引き継いだ現在の1年生はもっと多くの県民に見てもらおうと考え、演芸集団FECの芸人、知念だしんいちろうさん演じるユタのキャラクター「大兼のぞみ」の協力を得て調理動画を撮影。昨年公開した。

 動画では餅とかまぼこ、昆布などを使った「もちマフィン」や、揚げ豆腐を利用した「スンドゥブ」、三枚肉やゴボウなどを入れた「三枚肉のレタス炒飯(チャーハン)」を紹介している。

「クックパッド」は「那覇国際家庭クラブ」で検索、「ユーチューブ」はこちらから視聴できる。(嘉数陽)