真栄田岬の指定管理、観光協会が辞退 次点の会社を内定者に協議へ 恩納村


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人気のダイビングスポットでもある真栄田岬。海外から訪れるファンも多い=2017年7月27日、恩納村真栄田(小型無線ヘリで撮影)

 【恩納】恩納村議会(又吉薫議長)は2日、臨時会を開いた。真栄田岬周辺活性化施設の指定管理者に同村観光協会を指定する議案を、村当局が撤回した。協会側が、4月の指定管理開始に向けて準備する時間が無いことを理由に辞退した。

 村は今後、指定管理者運用指針に基づき公募審査で次点だった株式会社まえだを内定者とし、指定に向けて協議する。

 臨時会で長浜善巳村長は、村議会で継続審議となっていることを理由に協会側から「人的配置や地元との調整の時間が無い」とする辞退届が1月25日に村に提出され、受理した旨を説明した。

 真栄田岬の指定管理を巡っては公募を経て昨年11月、村の審査委員会が同協会を選定。村議会12月定例会に議案提案され継続審議となっていた。

 (岩切美穂)