押され気味の前半…体を張ってプレー アレン・ダーラムが手堅く得点 キングス天皇杯準決勝惜敗


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琉球―千葉J 第1Q、リバウンドを奪い合う琉球・アレン・ダーラム

 第1Qから押され気味で攻撃を封じられる中、気を吐いたのがアレン・ダーラムだった。前半で10得点を挙げた。千葉の堅守に遭い、インサイドをなかなか崩せず、チーム得点が伸びないキングス。そんな苦しい状況で頼みの綱となり、体を張ったプレーで手堅く得点を重ねた。

 一方で終盤、1点が勝敗を分ける試合展開でフリースローを決めきれない場面も。千葉の激しいマークでファウルを何度もらったが、フリースローを2本続けて外した際は天を仰いだ。それでも最後まであきらめずに、ルーズボールを追って身を投げ出すなど献身プレーが光った。
 (大城三太)


 バスケットボールの第97回天皇杯全日本選手権準決勝2試合が9日、各地で行われた。琉球ゴールデンキングスは千葉県の船橋アリーナで千葉ジェッツと戦い、87―92で惜敗した。第1Q(クオーター)から押され、点差を離されたが、第2Q、第3Qは何とか踏ん張り、点差が大きく開くのを防いだ。第4Qで猛追したが、最後は5点差で逃げ切られた。栃木県で行われた試合は、川崎ブレイブサンダースが82―72で宇都宮ブレックスを下した。