テニス全国選抜ジュニア九州、宇都宮が8強 同じ相手に2年前のリベンジ


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 テニスのDUNLOPCUP全国選抜ジュニア選手権兼ワールドジュニア世界大会代表選考会九州地域予選大会は10日、県総合運動公園で開幕し、女子14歳以下で宇都宮早絵(TCμ)が2回戦を突破し、8強入りした。同12歳以下の次呂久梨瑠(YKCT)は2回戦でシード選手を破り、準々決勝に勝ち進んだ。大会は13日まで。11日からはダブルスも始まる。


粘り勝ち、2年前の雪辱 好調なサーブで押す

 2年前、同じ大会の12歳以下の部トーナメントで敗れた光成(宮崎)に宇都宮早絵(TCμ)はフルセットの末、粘り勝ちで雪辱を果たした。「サーブから攻めて崩せたのが良かった。絶対に負けたくなかった」と喜びをかみしめた。

14歳以下女子2回戦 光成(宮崎)を相手に最終第3セット、フォアで押すTCμの宇都宮早絵=10日、沖縄市の県総合運動公園(謝花史哲撮影)

 1セットずつを取り合って最終までもつれた。12歳以下で戦った時もフルセットまでいって一歩及ばなかった。「相手がプレースタイルを変えても力任せにラケットを振って負けてしまった」という。しかし、この日は違った。

 2セット目を奪われても、落ち着いてプレーができた。相手の強気の攻めには合わせず、ミスしないことを心掛けた。

 これが3セット目につながる。交換された新しいボールの弾みやすさも生かし、思い切りのいいサーブで押した。一方でレシーブはミスしないよう丁寧に。走らせて体力を削り、3ゲーム連取すると、そのまま勝ちきった。

 「優勝して全国大会に出場したい。調子のいいサーブと得意のフォアで攻める展開ができたら狙えると思う」と頂点を見据えた。

 (謝花史哲)