イベント中止で無収入…出店事業者ら、沖縄市にコロナ支援を要請


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
桑江朝千夫市長(右から3人目)に支援を求める要望書を手渡す県出店業事業協同組合の伊波清一理事長(同4人目)=8日、沖縄市役所

 【沖縄】県出店業事業協同組合(沖縄市)の伊波清一理事長らが8日、沖縄市役所を訪れ、コロナ禍でイベントの中止が続き、出店機会がなく無収入の状況が続いているとして支援策を求めた。飲食店などと比べると補助金や支援金が少ないと訴えた。対応した桑江朝千夫市長は「国や県の支援も足りていないと察している。要望に近づけるよう協議したい」と応じた。

 組合が要請したのは(1)市が主催するイベントでの優先出店(2)祭りやイベントが中止・自粛となった際の支援(3)店舗型事業者と同等の補助―など。伊波理事長は「多くのイベントが自粛を余儀なくされ、大きな影響があった」と話した。

 桑江市長は「われわれも2年にわたり全島エイサーまつりも国際カーニバルも中止せざるを得ない状況だ。市のコロナ経済対策は続けているが、皆さんには厳しい状況だ」と理解を示し、支援策を検討する考えを示した。

 組合は今後、県にも同様の要請をしたい考え。

 (島袋良太)