12歳以下ダブルスで2位に輝いた加藤アンジェリーナ春子(浜川小5年)・宮里琉花(とよみ小5年)。力を出し切った様子で、晴れ晴れとした表情だった。
ペア結成1年。先月の九州ジュニアテニスサーキットマスターズに続いての準優勝となった。
加藤は「相手は自信を持ってプレーしていて思いっきり打ってきた。守りだけじゃなく攻めも強かった」と力の違いを認めつつ、「次は1位になりたい」と上達を誓う。「ミスした時やゲームを取られた時は、互いを励まし合いながらプレーできた」とチームワークの良さでは負けていないと胸を張る。
「フォアの低いストレートが得意」と粘り強くラリー戦を展開し得点を挙げた宮里。「球にスピンがかけられるようにしたい。厳しいコースへ打ち込めるように練習したい」と目標を掲げる。加藤は「レシーブで自分らしいプレーができた。守りだけじゃなく、攻めていくテニスができるように技術を身に付けたい」と、得意なレシーブを武器に成長を目指す。
(大城三太)
上地・日渡組 決勝逃す 男子12歳以下 力の差を実感
県内ではトップレベルの上地琉生(長嶺小5年)・日渡(ひわたし)連次(とよみ小5年)だが、準決勝は九州との差を実感する試合となった。
相手について上地は「ラリーがしっかりしていて、ボールも深い位置に返してきた」と言う。日渡も「ミスが少なく自由に打たせてもらえなかった。特にボレーがうまい。攻めても全部打ち返してきた」と粘りきれなかった。
ラリーに持ち込んで我慢の展開にするのが得意な日渡と、仕掛けられてもカウンターで巻き返す上地。「ミスを少なくして、相手をちゃんと見て返球できるようにしたい」と声をそろえ、次の大会に向けてレベルアップを図る。
(大城三太)