【東京】ペアを組んだ男女が交互に打つ「プロ棋士ペア碁選手権2021」(日本ペア碁協会主催)の決勝が13日、東京都千代田区の日本棋院で行われ、沖縄県出身の知念かおり六段・一力遼九段ペアが牛栄子四段・井山裕太五冠ペアに黒中押し勝ちして優勝した。
知念六段は結城聡八段とペアを組んだ1996年に続き2回目の優勝となった。
知念六段は本紙取材に「強い一力さんと組めて、勉強になった。苦しい局面もあったが、最後は勝ててうれしい」と笑顔を見せた。一力九段は「知念さんと初めてペアを組んで優勝できたことは光栄だ。難しい場面を乗り越えたのは運がよかった。楽しめながら打てたのがうれしかった」と語った。
ペア碁選手権には囲碁界を代表するプロ棋士16組32人が出場。昨年11月23日に1回戦から準決勝が行われた。ペア碁は、男女2人対2人で1手ずつ交代に打ち、相談して打つことはできないのがルールとなっている。