FC琉球の喜名監督、開幕戦で大胆起用 先発に新加入6人


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
町田―琉球 指示を出す琉球・喜名監督=Gスタ

 喜名哲裕監督は先発に新加入6選手を起用する大胆な戦略で、町田に善戦した。けが人やコロナ禍の影響によるコンディション不足などチーム内の事情もあったが、選手も監督の起用に応えた。

 守備の要となるセンターバックに大森理生、中川創、ボランチに運動量のある大卒ルーキーの武沢一翔、中堅の福村貴幸を配置した。上原慎也と草野侑己を2トップとし、中盤右に大本祐槻という布陣にした。

 喜名監督は武沢を「運動量も多くピッチに立つと頼もしい存在」、福村を「守備でリスク管理ができ、攻撃のリズムを落ち着かせるなど、全体を見渡せるクレバーな選手」と、それぞれ評価した。

 新戦力が攻守で奮闘したことで、チーム内でのレギュラー争いがより激しくなることが予想される。各選手が成長するきっかけにできればチーム力の底上げにつながり、シーズン終盤まで強度を保つ基盤となるはずだ。
 (大城三太)


(1)Gスタ
町田 1分け(1)
0―0(0―0,0―0)
琉球 1分け(1)
▽観客 2456人