荒川10位ベストアマ 確かな自信に「いいゴルフできた」 ダイキン女子


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通算4アンダーで10位につけ、ベストアマに選ばれた荒川怜郁

 女子ゴルフの第35回ダイキンオーキッドレディストーナメント最終日は6日、南城市の琉球GC(6590ヤード、パー72)で行われた。女子ツアー今季開幕戦。20歳の西郷真央が8位から6バーディー、1ボギーの67と伸ばし、5打差を逆転して通算10アンダーの278でツアー初優勝を飾った。賞金2160万円を獲得した。73だった前日首位の黄アルム(韓国)が1打差の2位。西村優菜が通算8アンダーで3位だった。15位で出た県勢トップの山城奈々は5バーディー、1ボギーで四つスコアを伸ばし7アンダーで4位に順位を上げた。前日首位の渡辺彩香は75と崩れ、勝みなみ、山下美夢有とともに山城と並んだ。アマチュアの荒川怜郁は4アンダーで10位につけ、ベストアマチュア賞を獲得した。仲宗根澄香、アマの島袋ひの、宮里美香は21位、大城さつきは29位、川満陽香理は35位、アマの星川ひなのは41位だった。昨季賞金女王の稲見萌寧は4アンダーで10位。(出場58選手=アマ3、晴れ、気温19.5度、北北東の風6.0メートル、観衆2943人)

 持ち前のショットの飛距離のようにアマチュアの荒川怜郁(れいか)(コザ高―中部学院大2年)がスコアを伸ばし、プロの間に割って入る10位と健闘した。大会歴代アマ選手で、諸見里しのぶの5位、宮里美香の8位に続く好成績。ベストアマに輝き「小さい時から観戦してきた大会で結果が残せて良かった」と頬を緩ませた。

 昨年10月に日本学生選手権で優勝した実力を見事に発揮。4日間計72ホール中、53ホールでパーオンするなど「パーオン率が高かったのが良かった」と振り返った。

 最終日もティーショットで攻め、果敢にツーオン狙い。2パットでパーセーブしながら好機を待ち、4ホールで1パットに沈めてスコアを伸ばすことに成功した。

 学生選手権優勝をきっかけにプロを強く意識し始めた。その後も調子がいい中で、出場したプロツアーでの10位という結果に「初日は運もあったけど、きょうは本当に自分なりにいいゴルフができた」と自信になったよう。

 在学中の身にあるが、確かな成長を感じ強い覚悟でプロテストに挑む決意だ。