巣立ちの春、360人卒業 沖縄大


社会
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式典を終え、記念写真に納まる卒業生ら=11日、那覇市国場の沖縄大学(喜瀨守昭撮影)

 沖縄県那覇市の沖縄大学は11日、県内大学で一足早く卒業式と大学院修了式を実施した。360人(学部357人、大学院3人)が母校を巣立った。新型コロナウイルスの感染対策で式場を四つに分け、生徒と学校関係者のみが参加した。外部にはオンライン配信で式典の様子を公開した。

 メイン会場の体育館に経法商学部の卒業生と教職員が集い、人文学部の卒業生は各学科の会場で中継を見た。盛口満学長は「新しい人生の歩み、失敗を自分の成長に変え、時には逃げるという勇気も持ちながら立派なプロになってほしい」とエールを送った。

 卒業生の久場なぎささん(22)は「社会に出る前に多様な人に出会えた。経験を生かし、慕われる人になりたい」と抱負を語った。

 県内ではこのほか県立看護大と沖縄キリスト教学院大・同短期大が15日、沖縄工業高等専門学校と琉球大、県立芸術大、沖縄国際大、沖縄女子短期大が18日、名桜大が20日に卒業式・修了式を実施する。 (名嘉一心)