【糸満】ロシアのウクライナ侵攻を受け「建白書」を実現させる島ぐるみ糸満市民の会(島ぐるみ会議いとまん)は12日、糸満市の兼城交差点でスタンディング行動を実施した。ウクライナ南部オデッサ州出身で、市喜屋武在住の本間カタリンさん(49)が「一般市民を巻き込む戦争は許せない」と、道行くドライバーに語り掛けた。
ロシアの攻撃を受ける前日、本間さんはウクライナに住む知人と電話で仕事の話をしていた。翌朝、再び電話を掛けると、知人は家族を避難させるところだった。電話はそこで切れた。
「戦争が始まると時間が止まり、明日はなくなる。毎日のようにミサイルが飛ぶ音を聞いて、いろんな不安を抱えながら一日一日が過ぎていく」。ウクライナの人々が抱える恐怖を代弁し、一日も早く日常が戻ることを願った。
島ぐるみ会議いとまんはロシアがウクライナから撤退するまで、毎週土曜日にスタンディングを実施する。
(比嘉璃子)