【北中城】北中城村観光協会は2月22日、国指定重要文化財「中村家住宅」で琉球宮廷料理を堪能できるモニタリングツアーを昼夜2回開催した。
料理は「暮らしの発酵ライフスタイルリゾート」(北中城村喜舎場)の総料理長で琉球料理伝承人の照屋寛幸シェフが担当し、琉球王国時代の宮廷料理と庶民の料理を提供した。
夜の部の参加者は最後の琉球国王・尚泰王の四男で美食家であった尚順男爵のおもてなし料理を再現した琉球漆器の「東道盆(トゥンダーブン)」に入れた琉球宮廷料理の一品「ミヌダル」や塩水に漬けた島豆腐を天日干しにして発酵させたイタミルクジューなどの料理を堪能した。
浦添市から参加した仲村みゆきさん(62)は「自分へのごほうびとして参加した。イラブー汁はクセがなくおいしかった」と感想を述べた。
(喜納高宏通信員)