琉球大学で卒業式、1735人が旅立ち コロナ下での学生生活で試行錯誤も…


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琉球大学の西田睦学長から卒業証書を受け取る学生=18日、宜野湾市の沖縄コンベンションセンター展示棟(大城直也撮影)

 琉球大学(西田睦学長)は18日、宜野湾市の沖縄コンベンションセンター展示棟で卒業式・大学院修了式を行った。学部生1516人、大学院生219人の計1735人が卒業した。新型コロナウイルス感染予防のため、式典は卒業生と修了生のみが参加し、保護者らはオンライン中継で晴れの舞台を見守った。

 西田学長は「対面での授業が当たり前だった日常が一変し、それに適応することは大変だっただろう」とコロナ下での大学生活に触れた。「さまざまな試行錯誤をしたと思う。本学で磨いた考える力、協働する力を、これからの社会で積極的に生かしてくれることを願う」と激励した。

 学部卒業生を代表し、理学部の島袋淳也さん(25)は「みんな、学生生活の中で形は違えどさまざまな壁にぶつかり、乗り越えてきた。これから進んでいくそれぞれの道に向けて、力強い一歩を踏み出すことができるだろう」と答辞を述べた。

(嘉数陽)