宮古で138センチ、ロウニンアジ


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15日、宮古島与那覇前浜ビーチで138.5センチ、35.2キロのロウニンアジを釣った嘉陽田章浩さん(チーム琉球釣遊会)

 琉球釣遊会の嘉陽田章浩さんはフカセ釣りをメインにしてきたが、3年前に宮古島に転勤したのをきっかけにロウニンアジを狙い始めた。仕事の合間に何度か竿(さお)を出し、ロウニンアジを狙い続けたが、なかなか釣り上げる事ができなかった。

 4月から沖縄本島に転勤になるので、戻る前のラスト釣行と決め15日、仕事を終えてすぐさまポイントに向かった。ここは、よく知り尽くしたポイントでもあり、昨年8月に大物のロウニンアジをバラしたポイントでもある。午後6時に、以前に釣って冷凍していた30センチ前後のイスズミを餌に、仕掛けを投げ入れた。30分後、サメがヒットしてライン切れ。再びイスズミを餌に仕掛けを投入してアタリを待った。

 1時間後、ラインが引き出される「ジィー」という音で竿を見ると、海に向かって突き刺さるように曲がっているではないか。竿を取り、数回フッキングを入れるが魚の勢いは止まらず、100メートル程走り、ようやく最初の走りが止まった。止まった魚は左右に泳ぎ回って抵抗するが、神様がくれた最後のチャンスに、渾身(こんしん)の力を振り絞って応戦。ゆっくりではあるが魚と嘉陽田さんの間を縮めることができた。

 20分後、浜辺に大きな魚体が浮かび上がった。海に入りハンドランディングで砂浜に引き上げたのが138.5センチ、35.2キロのロウニンアジ。釣りの神様と宮古島の海に感謝した。

(おきなわ釣り王国社・仲栄真修)

19日、泡瀬海岸で51センチ・2.07キロのチンシラーを釣った新屋廣和さん
14日、三重城海岸で45センチ・1.89キロのカーエーを釣った島袋琉由さん(左から3人目)

20日、具志頭海岸で27センチのクチナジを釣った大城空さん
17日、志喜屋海岸で48センチ・2.07キロのカーエーを釣った城間安輝さん

14日、伊計沖のカヤックフィッシングで107センチ・21.3キロのアーラミーバイを釣った玉城金太さん
22日、西崎一文字で1.91キロと1.21キロのアオリイカを釣った大城佳輝さん

19日、泡瀬海岸で51.5センチ・2.31キロのチンシラーを釣った川上要さん
15日、伊江島沖で80センチのキツネフエフキを釣った仲野尚吾さん(楽釣会)

15日、座間味島沖で105センチ・18.5キロのアーラミーバイを釣った吉田拓真さん(一颯丸)
20日、平安座島で133.5センチ・31.55キロのロウニンアジを釣った城間憲也さん