沖縄JAZZ界が集結! アルバム「ウチナージャズゴーズオン」 復帰50年記念、6月に発売


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録音に熱が入る真栄里英樹BIGBANDのメンバーら=15日、那覇文化芸術劇場なはーと小劇場(喜瀬守昭撮影)

 沖縄ジャズ界を代表する演奏家や歌い手が一堂に介した「ウチナー・ジャズ・オールスターズ」は、14~17日の4日間、那覇市文化芸術劇場なはーと小劇場でライブレコーディングした。復帰50周年を記念して制作されるアルバムCD「ウチナー・ジャズ・ゴーズ・オン」は6月22日、リスペクトレコードから発売される。全14曲の収録を予定している。ビッグバンドを中心とした沖縄ジャズのアルバム制作は14年ぶり。

 15日の収録には、17人編成によるジャズオーケストラ「真栄里英樹BIGBAND」を中心に、ドラマーの上原昌栄、ジャズシンガーの安富祖貴子らが参加した。このほか、サクソフォンのアラン・カヒーペとテリー重田、ピアニストの宮里政雄、屋良朝秋、ベーシストの西川勲らも演奏に加わった。リスペクトレコードの高橋研一さんは「今のウチナージャズをリードしているベテランから若手が一堂に介す。復帰50周年にもう一度、沖縄ジャズの熱い想(おも)いを全国に伝えたい」と語った。沖縄民謡から「ヒヤミカチ節」や毎年6月23日の慰霊の日に歌われる「月桃」、宮良長包の「えんどうの花」のほか、オリジナル曲などを収録する。
 (田中芳)