在沖米海兵隊、輸送機で石垣へ部品運び込み オスプレイ緊急着陸


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新石垣空港にとどまるオスプレイ(手前)の修理に必要な部品を運び込んだ輸送機UC35(奥)=31日午前、石垣市白保

 【石垣】米軍普天間飛行場所属のMV22オスプレイが石垣市の新石垣空港に緊急着陸した件で、在沖米海兵隊は31日、修理に必要な部品を普天間飛行場から新石垣空港に運び込んだ。県によると、交換作業を進めたところ、より深い箇所で部品交換による修理が必要だと判明した。海兵隊は今後、さらなる交換用の部品と整備士を手配する。

 31日に交換用の部品を運び込んだのは、普天間飛行場所属の輸送機UC35。午前10時50分ごろ新石垣空港に着陸し、部品を下ろすと同11時15分ごろには離陸した。

 新石垣空港の米軍関係者らは30日に引き続き、空港内にとどまるオスプレイの機体左側の回転翼付近での作業を続けていた。31日までにオスプレイが離陸する様子は確認されなかった。

 石垣市の中山義隆市長は31日の記者会見で、この件について市として要請行動などは行わない考えを示した。(明真南斗、西銘研志郎)