安喜、絶えしのぶ 1打差でシニアを初制覇 全琉アマゴルフ最終日


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 第60回全琉アマチュアゴルフ選手権(主催・県ゴルフ協会、琉球新報社、特別協賛・住友生命)最終日は31日、恩納村のPGMゴルフリゾート沖縄で各部門(いずれもパー72)の決勝が行われた。一般(7265ヤード)は2位で出た米須清幸(カヌチャ、興南高)がイーブンパーの72で回り通算5オーバーで初優勝を飾った。女子A(6103ヤード)は首位に4打差の2位から、宮城杏(カヌチャ)が2オーバーの通算5オーバーで頂点に立った。50歳以上で競うシニア(6516ヤード)は首位タイで出た安喜正満(PGM)が5オーバーで優勝した。60歳以上のミッドシニア(6250ヤード)は通算4オーバーの仲松景弘(PGM)が首位を守った。女子B(5044ヤード)は、2位からトップの金城歩未(フリー)に追い付いた金城円(美らオーチャード)がプレーオフの末に栄冠を手にした。決勝は一般84人、シニア57人、ミッドシニア59人、女子A22人、女子Bは26人が戦った。


 

1番 ティーショットを放つ安喜正満(喜瀬守昭撮影)

 耐えしのんだシニアの安喜正満(PGM)が2位に1打差で逃げ切った。アマチュア大会は初優勝。「苦しかった。タイトルを取るのは大変」と息をつき、実感が湧かない様子で優勝カップを受け取った。

 決勝は首位3人が同組でスタートした。パターは苦しんだが、アイアンショットが安定し、前半を2位に1打リードで折り返した。後半は自分との戦い。優勝を意識し「緊張しかなかった」と振り返る。最終ホールは初めてショットが乱れたがボギーでしのいだ。

 2年前に一般で初参加して今年からシニアに出場する。「ルーキーで優勝できた。あとからじわじわ喜びが出てくると思う。来年は気楽に挑みながら連覇できたらいい」と笑った。
 (謝花史哲)

金城 円

我慢で追い付けた

 プレーオフで女子B優勝をつかんだ金城円の話 予選はパットが悪く首位に5打差と出遅れたが、我慢のゴルフで追い付けた。最後はアプローチをカップまで1メートルに寄せることができバーディーを決められた。プレーオフに持って行けて良かった。

仲松 景弘

予選の貯金大きかった

 ミッドシニア優勝の仲松景弘の話 予選で6打リードして、今日もパター、ティーショットと悪くなかったが、最終的に1打差に追い上げられた。予選の貯金が大きかった。それがなかったら、どうなっていたか分からない。優勝できて最高だ。