コザが3年ぶりに頂点 予選で圧倒された名護に雪辱 7人制ラグビー県高校大会


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 7人制ラグビーの第9回県高校大会が23、24の両日、名護高校などで行われた。決勝はコザが22―7で名護に勝利し、3年ぶり2度目の優勝をつかんだ。コザは第9回全国高校大会に県代表として出場する。


終始主導権、名護に雪辱

コザ―名護 ボールをキープし、倒れ込みながらも前進を図るコザの中村玲希緒=24日、名護高(大城三太撮影)

 コザが3年ぶり2度目の頂点に立った。予選リーグで0―31と圧倒された名護との再戦となった決勝では終始主導権を握った。

 具志堅太一主将は「前半は先制トライで勢いに乗れた。後半は相手をいらいらさせるように、ゆっくりと攻めた」という作戦がてきめんだった。

 チーム力を発揮したのは後半の3トライ目。敵陣ゴール前のラインアウトからモールで押し込み、最後は金城立樹がトライ。引き離して勝利を決定付けた。後半は堅守が光り、無失点でしのいだ。平田藍規は体格の良さを生かした鋭いタックルで攻撃の芽を摘んだ。

 試合は7分ハーフ。15人制と同じ広さのグランドで行うため、展開が速く、運動量も多くなる。

 辺土名斉朝(ただとも)監督は「予選の名護はボールの動かし方が上手で個々の能力の高さもあって負けた。決勝では無理なパスをせず、マイボールの時間を長くしようと選手たちに伝えた」と狙い通りの展開に持ち込んだ。

 具志堅は「どの選手もFW、バックスの動きがバランス良くできる。15人制でもしっかり勝利していきたい」と自信をつかんだ様子だった。

(大城三太)

優勝したコザのメンバー