【今帰仁】古宇利大橋の近くにある古宇利島観光拠点施設(古宇利ふれあい広場)が22日リニューアルし、オープニングセレモニーが開かれた。同日までに飲食のテナント5店舗が新たに開店し、観光客や地元住民を迎えた。
島の玄関口に位置する施設に華を添えた新たな5店舗は、島や村の素材を中心に使用している。海鮮丼や天ぷらを出す今帰仁漁協をはじめ、古宇利島産の果物の数々と豆乳を使ったスムージーやホットドッグ、揚げたてのサーターアンダーギー、ソフトクリーム、かき氷などの多様なメニューがそろう。
セレモニーに参加した久田浩也今帰仁村長は「古宇利島は架橋以来、観光地として脚光を浴びている」と述べ、施設整備による観光客数の増加や北部地域の経済効果に期待した。
駐車場と多目的テラスを備えた同施設は村が建設・改修し、KANAU共同企業体(玉城勇人代表)が指定管理者となった。食堂や物販店も近く開店する。
この日埼玉県から夫婦で訪れた山崎由美さん(53)、桂(かつら)さん(41)は「島を一周し、たまたま通りかかった。ソフトクリームが濃厚でおいしい」とテラスで涼を取り、美ら海水族館に向かった。
(増田健太)