基地のない沖縄訴え 復帰50年へ県民大会


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基地のない沖縄を目指しガンバロー三唱をする参加者ら=30日、那覇市の八汐荘

 沖縄の日本復帰50年を迎えるに当たり、過重な基地負担など沖縄の諸課題を発信し、今後の沖縄を考える「復帰50年・基地のない平和で誇りある豊かな沖縄をめざすオンライン県民大会~屋良建議書は実現されたのか~」(同実行委員会主催)が30日、開催された。沖縄の歩みと現状を振り返り、「基地のない平和で豊かな沖縄」の実現を目指すことを確認した。

 共同代表6氏が登壇し、復帰への思いや願いを語ったほか、名護市辺野古の新基地建設断念や日米地位協定の抜本改定などを求める大会決議・スローガンを採択した。

 大会決議・スローガンは玉城デニー知事に報告する。政府への要請も検討している。

 「県民大会」は玉城知事を支える県議会与党が中心となり企画した。当初は1万人規模の集会形式での開催を計画していたが、新型コロナウイルスの感染状況を踏まえてオンライン形式に変更し、動画配信サイト「ユーチューブ」で配信した。総視聴者数は後日発表する予定。(大嶺雅俊)