キングス6敗目…第3Q終盤で流れを失う 連係プレーに精彩欠く 名古屋Dに67ー73 第52戦


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名古屋―キングス 第3クオーターにシュートを放つドウェイン・エバンス。チーム最多20得点と気を吐いた=30日、愛知県のドルフィンズアリーナ(Bリーグ提供)

 第3クオーターの残り5分を切り、流れは一気に名古屋に持っていかれた。キングスはシュート精度を欠く中、名古屋の速い攻撃を止められず。反撃に出ようにも簡単なミスからシュートまでいけない場面も多く、主導権を取り返せないまま、名古屋戦2連敗を喫してしまった。

 名古屋は外国籍選手2人がけがで欠場する事態。明らかに戦力が下がっていたにもかかわらず、攻めあぐねた。守備システムを切り替えながら巧みに守る名古屋に対し、キングスの得点は停滞。要所で持ち味の堅守で対抗したものの、名古屋には得点を決められ、乗せてしまった。

 今季はボールを動かし的確なシュート判断で、全員が得点源となる戦い方を続けてきたが、この日はドウェイン・エバンス20得点、ジャック・クーリー12点で二桁得点2人と偏るなど連係プレーは精彩を欠いた。

 クーリーは「本来持っているプレー時の強さや激しさを出し続けられなかった。連係できていない時間帯もあった」と敗因を挙げた。名古屋とはこれまで1勝2敗。きょうも試合を控える。同じ西地区3位でチャンピオンシップ出場を決めており、3連敗は許されない相手だ。チームの奮起が求められる。
 (謝花史哲)

 


 

 プロバスケットボールBリーグ1部西地区1位が確定している琉球ゴールデンキングスは4月30日、愛知県のドルフィンズアリーナで名古屋ダイヤモンドドルフィンズと今季第52戦を行い、67―73で敗れた。連勝は3で止まり、通算成績は46勝6敗となった。前半は主導権争いで競り合ったが、第3クオーター(Q)に攻め立てられ26失点を許した。攻撃は10得点にとどまり、二桁点差まで引き離された。第4Qに懸命に追い掛け5点差まで詰め寄ったが、届かなかった。次戦は1日、同会場で名古屋と戦う。
 


名古屋D 32勝13敗
 73―67(16―20,9―11,26―10,22―26)
キングス 46勝6敗
 

良い薬になるはず

 桶谷大HC(キングス)の話 序盤から簡単なシュートを決められなかったり、逆に相手に決められたりしたことで流れが変わった。結果は、全てにおいて良い薬になるはず。もう一回自分たちがチャレンジャーということを忘れずに改めて戦っていきたい。