常勤副管理者の人事案を否決 那覇港管理組合議会


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 那覇港管理組合議会(島尻忠明議長)は17日の臨時会で、那覇港管理組合前参事監の照屋寛志氏を常勤副管理者に充てる人事案を賛成3、反対5で否決した。1人が欠席した。

 反対した議員らは、候補者の人選に「問題はない」とするも、過去2~3年の間に組合が議会や県、那覇・浦添両市に相談や報告をせず、独自判断で計画を進めるなど「議会軽視と見られる行動が多々あった」と指摘。組合内の意識改革が最優先課題だとし、次期常勤副管理者の候補には改めてその旨を説明し、理解を得た上で再度、人事案を提案するよう求めた。

 現在の常勤副管理者である田原武文氏の任期は29日まで。組合は行政経験が豊富で、港湾事情にも精通する照屋氏が後任に適すると考えており、今後、組合内の調整を経た上で同日までに再度、臨時会を開き議会の承認を得たい考え。
 (当銘千絵)