張本「沖縄の応援心強い」 琉球アスティーダに入団


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琉球アスティーダへの入団を発表する張本智和(右)と早川周作代表=20日、東京都内

 【東京】卓球Tリーグの琉球アスティーダは20日、日本代表の主戦として東京五輪団体銅メダル獲得に貢献した、張本智和(18)=日本大学高―早稲田大=の入団会見を東京都内で開いた。張本は「Tリーグの王座奪還を来シーズンで成し遂げたい。地域の応援は心強い。沖縄の皆さんに勝利をより届けられるように頑張る」と意気込みを語った。

 張本は日本代表選手として東京を拠点にし、試合や合宿などに合わせて来県する。アスティーダは都内にも練習環境を整えており、必要に応じてマッサージなど体調管理も支援する。

 これまで対戦相手として琉球アスティーダと試合をしてきた張本は「地域が密着して応援している印象だった。それが味方になるのは心強い」と語った。アスティーダへの移籍について「東京五輪ではシングルスでメダルを取れず悔しかった。何かを変えなければならないと思っていた」と説明した。

 チームの早川周作代表は「念願の張本選手の入団だ。(チームとして)再度、王者の座に就けるよう頑張る。張本選手がパリやロサンゼルス(の五輪)で日本人初のシングルス金メダルを取れるよう万全の環境で支えていく」と語った。

 張本は宮城県仙台市出身。これまでの世界ランク最高は3位。

(明真南斗)