島袋伊江村長が死去 副村長が業務代行 関係者「大きな痛手」


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島袋秀幸氏

 【伊江】伊江村の島袋秀幸(しまぶくろ・ひでゆき)村長が21日午後9時39分、村内の自宅で死去した。69歳。村が22日に発表した。20日は通常業務に当たり、午後から本島に出張。21日に帰宅した後、倒れているところを家族が発見し、死亡が確認された。死因はくも膜下出血だった。

 当面の間、名城政英副村長が業務を代行する。名城副村長は「現実として受け止めがたく気持ちの整理がついていない。ご冥福を祈る」とコメントした。

 渡久地政雄議長は「経験豊富で優しい人柄で、村民の声を真摯(しんし)に受け止めて暮らしやすい村づくりに尽力した。北部振興にとっても大きな痛手だ」と惜しんだ。

 島袋村長は村西江上区出身。琉球大学卒業後、1977年に村役場に入り、総務課長、副村長などを歴任。2013年に初当選し、現在3期目。北部振興会長も務めた。

 告別式は24日、伊江村東江上3461の1、伊江村立聖苑で。焼香は村外関係者は正午から、村民の一般焼香は午後1時から。喪主は妻識子(しきこ)さん。