琉球新報社社長に普久原氏 22年3月期、3期ぶり黒字転換


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 琉球新報社は23日の取締役会で、玻名城泰山社長(62)が退任し、普久原均取締役広告事業局長(57)が社長に昇格する役員人事を内定した。3期ぶりに黒字転換した2022年3月期決算も承認した。6月20日の株主総会と取締役会で正式決定する。

 潮平芳和常務(61)は専務に就任し、松元剛取締役編集局長(56)が常務広告事業局長に昇格する。外間聡総務企画局経理企画グループ長・局長待遇(57)が取締役地域読者局長、島洋子広告事業局次長・局長待遇(55)が取締役編集局長にそれぞれ就任する。

 糸数淳専務(62)、稲福一也取締役地域読者局長(62)、非常勤取締役の与儀達樹大同火災海上保険社長(57)は退任し、船越龍二沖縄テレビ放送社長(62)が新たに非常勤取締役に就く。退任する玻名城社長は相談役に就く。

 金城克也非常勤監査役(66)は退任する。非常勤取締役を退任する与儀氏が新たに非常勤監査役に就任する。

 第74期決算は売上高が前期比0・7%増の66億4900万円となった。広告収入やチラシ収入が前年を上回ったほか、デジタル収入が大きく伸びた。経常利益は7100万円、純利益は5100万円だった。

 普久原均氏(ふくはら・ひとし) 1965年生まれ。早大卒。88年琉球新報社入社。編集局経済部長、論説副委員長、執行役員編集局長、取締役営業局長などを経て2021年5月から現職。沖縄市出身。

 

<人事>琉球新報社(6月20日)
▽代表取締役社長・グループ経営会議議長・デジタル・新ビジネス担当(取締役広告事業局長・広告事業・労務・コンプライアンス担当)普久原均

▽専務取締役・経営計画・人事・総務企画・関連会社・支社局担当(常務取締役・総務企画・新ビジネス・不動産・広報担当)潮平芳和

▽常務取締役広告事業局長・労務・広告事業・SDGs担当(取締役編集局長・編集・論説・SDGs担当)松元剛

▽取締役地域読者局長・財務・地域読者・印刷・NIE&NIB担当(総務企画局経理企画グループ長・局長待遇)外間聡

▽取締役編集局長・編集・論説・広報担当(広告事業局次長・局長待遇)島洋子

▽非常勤取締役 船越龍二

▽非常勤監査役 与儀達樹

 退任 代表取締役社長玻名城泰山(相談役就任予定)、専務取締役糸数淳、取締役地域読者局長稲福一也、非常勤取締役久保田憲二、非常勤取締役与儀達樹

 

普久原均氏
潮平芳和氏
松元剛氏
外間聡氏
島洋子氏
船越龍二氏
与儀達樹氏