エバンスが要所で躍動、一時逆転に成功 キングスCS準優勝


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キングス―宇都宮 第3クオーター、シュートを決めるドウェイン・エバンス=29日、東京体育館(Bリーグ提供)

 シュートタッチに苦しんだが、ドウェイン・エバンスが要所でチームに貢献した。第3クオーター(Q)はミスマッチをつくって切り込んだり、相手シュートのブロックを決めたりするなどしチームを鼓舞。バスケットカウントを奪いながらインサイドで得点し、一時逆転に成功する見せ場もあった。

 しかし準決勝に続いて3ポイントシュートの精度を欠いた。8本を放ったが成功率は0%。準決勝の最終戦で劇的ブザービーターを決め、「歯を食いしばって頑張れば、いいことがあると思った」と語っていたエバンス。調子が悪くても第4Q残り13秒でも3ポイントシュートを狙い、最後まで諦めない姿勢を見せた。
 (金良孝矢)


 29日に東京体育館で行われたプロバスケットボールBリーグのチャンピオンシップ(CS)決勝第2戦で、琉球ゴールデンキングスは宇都宮ブレックスに接戦の末、75―82で敗れた。2戦2敗で王座を逃し、準優勝となった。キングスは第1クオーター(Q)、宇都宮のゾーン守備に阻まれ、リズムに乗れず得点が伸び悩んだ。第2Qからは相手守備を割る果敢な攻めで徐々にゴールをこじ開けた。さらに強度を上げた守りでボールを奪い連続得点につなげ、開始28分で逆転に成功した。しかし第4Q開始直後に宇都宮のエース比江島の攻勢を受けるなどリードされる展開を崩せず、懸命に追い掛けたが、逃げ切られた。