防衛相「主目的に合致する」オスプレイの那覇軍港着陸、事前連絡なしも問題視せず 


この記事を書いた人 Avatar photo 仲井間 郁江
事前通知なくオスプレイが那覇港湾施設に着陸したことについて見解を述べる岸信夫防衛相=7日、国会内

 【東京】米軍那覇港湾施設(那覇軍港)に普天間飛行場所属のMV22オスプレイ3機が飛来、着陸した問題を巡り、岸信夫防衛相は7日午前の閣議後会見で、米軍がオスプレイを船舶に積み込むためだと説明していることを踏まえて「港湾施設の使用主目的に合致する」との見解を示した。

 日本側への事前連絡がなかったことについても、「事前の通知はなかったが、防衛省からの問い合わせに応じて米側から速やかな情報提供があり、関係自治体に知らせている」と問題視しない考えを示した。

 軍港の運用拡大が浦添市への移設計画に与える影響に関しては「(移設は)現有の那覇港湾施設の機能維持を目的としており、その前提は変わらない」と述べた。

 (明真南斗)