県信用保証協会の役員人事について、県は8日までに前副知事の謝花喜一郎氏(64)を会長に起用する方針を固めた。専務理事には前教育長の金城弘昌氏(62)を起用する。7月1日に予定される玉城デニー知事による理事任命後、同協会理事会を経て正式決定する。
7日に開催した外部有識者による第三者委員会で審議し、複数人の候補者の中から両氏を決めた。現会長の岩井健一氏(68)、専務理事の屋比久盛敏氏(63)は退任する。
謝花氏は1957年生まれ、今帰仁村出身。84年に県職員に採用。企画部長、知事公室長を経て2018年4月に副知事に就任し、今年3月まで4年間務めた。
金城氏は20年4月から今年3月まで2年間県教育長を務めた。
信用保証協会の役員選任について、県庁出身者らを起用する場合は、金融庁の監督指針などに基づき第三者委設置といった透明性の高い手続きが求められている。
(小波津智也)