16歳未満の少女を誘拐、性的暴行加える 米空軍兵長を起訴 那覇地検


16歳未満の少女を誘拐、性的暴行加える 米空軍兵長を起訴 那覇地検 那覇地検
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 2023年12月、県内に住む16歳未満の少女を車で自宅に連れ去り、同意なくわいせつな行為をしたなどとして、わいせつ誘拐、不同意性交の罪で、米国籍で米空軍兵長の男(25)を那覇地検が起訴していたことが25日、分かった。地検や県警への取材で判明した。地検、県警は琉球新報の取材に、男の所属先について「公表できない」としている。起訴は3月27日付。

 起訴状によると、男は23年12月24日、沖縄本島の公園で県内に住む少女を「寒いから、車の中で話さない」などと車内に誘い込み、わいせつ目的で自宅まで誘拐したとしている。少女が16歳未満であることを知りながら、下半身を触るなどの性的暴行を加えるなどしたという。

 県警によると、23年12月24日、帰宅した少女から事情を聞いた少女の関係者が110番通報した。少女と男に面識はなく、少女にけがはないという。

 県警が米側の捜査機関と連携して捜査し、3月11日に同容疑で書類送検した。県警は、男が7月12日に那覇地裁での初公判を控えていることを理由に認否を明らかにしていない。