【東京】ミサイル基地化する沖縄・南西諸島と、機能強化する東京・横田基地を写真やパネルで伝える展示会が25、26の両日、都内の福生市プチギャラリーであった。与那国、石垣、宮古、沖縄、奄美、馬毛で進む自衛隊配備と、南西諸島を中国封じ込めの防波堤のように位置づける米国の戦略について伝えた。
展示会は東アジア共同体研究所の琉球・沖縄センターの緒方修さんが協力して開催した。緒方さんは自衛隊基地の狙いなどを伝えた。横田基地の撤去を求める西多摩の会も、基地の実情を伝えるパネルを展示し、横田基地の危険性を市民へ報告した。
西多摩の会代表の高橋美枝子さんは「オスプレイ10機の配備も進められ、危険な空中給油の拠点となっているのが横田基地。パラシュート訓練で物資が落下してもほとんどマスコミで伝えられていない。危険性が認識されないことで市民の危機感がなくなりかねない。沖縄でも横田基地の実情を知ってほしい」と話した。
(斎藤学)