山川、両リーグで最多得票 又吉はパ・リーグ中継ぎ投手でトップ オールスター戦ファン投票


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
オールスターに選出され、ポーズをとる西武・山川=京セラドーム

 プロ野球マイナビオールスターゲーム2022のファン投票の最終結果が6日に発表され、パ・リーグの先発投手部門で30万4034票を集めた佐々木朗(ロッテ)ら23人が選出された。県出身では、パの一塁手部門でトップだった山川穂高(西武)の46万1740票が両リーグの最多得票を獲得し、4度目の出場を決めた。パの中継ぎ投手部門は又吉克樹(ソフトバンク)が31万4455票を獲得し、2番手だった平良海馬(西武)の31万3344票をかわしてソフトバンク移籍後初の出場となった。球宴は3度目だが、ファン投票での出場は初。パの捕手部門は松川(ロッテ)が最多で、高校出ルーキーがファン投票で選ばれるのは2013年の日本ハムの大谷(現米大リーグ、エンゼルス)以来となった。セの最多得票は村上(ヤクルト)で、40万97票。阪神から佐藤輝ら両リーグ最多の4人が選出され、広島は12球団で唯一、ファン投票での選出がなかった。監督選抜を含めた29選手は13日に発表され、最後の1人を選ぶ「プラスワン投票」により22日にメンバーが出そろう。第1戦は26日にペイペイドームで、第2戦は27日に松山中央公園野球場で開催される。

山川「300万円狙いたい」

 西武の山川は2019年以来2度目となる両リーグ最多得票に輝いた。今季は本塁打、打点のタイトル争いを引っ張り、圧倒的な票数を集めてファン投票で4度目の選出。「ソフトバンクのギータさん(柳田)に勝てたのがうれしい。選ばれたいなという気持ちが強かった。(最優秀選手賞の賞金)300万円を狙いたい」と喜んだ。

 他球団の選手とのコミュニケーションも楽しみにしている。話したい相手にロッテの佐々木朗を挙げ「仲良くできたらいいなと思う。いろんな人と話をして、リーグ戦が再開してもいい勝負ができる関係でいたい」と期待した。

 昨年の本塁打競争では、佐藤輝(阪神)と山田(ヤクルト)を下したが決勝で吉田正(オリックス)に延長戦の末に敗れた。「(今年も)もちろん出るつもり。優勝したい」と意気込んだ。