姉妹で優勝!日頃の稽古実る 沖縄空手少年少女世界大会「首里・泊手系の部」


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(左から)「セーサン」を演武する姉の島袋由彩さん、「セーサン」を演武する妹の島袋日南彩さん

 3日に沖縄県立武道館で開かれた第1回沖縄空手少年少女世界大会の首里・泊手系の部決勝戦で、国際沖縄少林流聖武館空手道協会沖縄総本部に通う島袋由彩(ゆいさ)さん(10)、日南彩(かなさ)さん(7)姉妹がそれぞれ「少年少女II」、「少年少女I」で優勝した。コロナ禍で大会の中止が相次いだ中、久々に出場した大会での勝利に「いつも通りを意識して頑張った。とてもうれしい」(由彩さん)と喜んだ。

 由彩さんは予選は3位通過だっただけに、喜びもひとしおだ。「負けず嫌い」だという性格を反映し、悔しさをバネに練習に打ち込んだ。「先生から、悔いのないようにいっぱい練習して1位になってこそ、何よりもうれしいと教わった。その通りになったのがうれしい」とかみしめた。日南彩さんは「緊張したけど、練習通りまっすぐ突くことができた」とはにかみながら語った。

 大会は県外や海外からも多数参加、日頃の稽古の成果を競った。由彩さんは「自分では声を大きく出していると思っていたが、もっと声が大きい人がいた」と学びを語り、さらなる飛躍を誓った。
 (知念征尚)