南城市議選どうなる?立候補や争点は 告示まで1カ月


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南城市役所

 9月11日に県内24市町村の議会議員選挙などが集中する統一地方選挙は、沖縄、宜野湾、名護、石垣、南城の5市議選が9月4日の告示まで4日で1カ月となった。琉球新報の調べでは、5市の定数合計124に対して、154人が立候補の準備を進めている。大票田を抱える5市議選は同日の知事選とのセット戦術が展開される見通しで、激しい選挙戦が予想される。

 【南城】南城市議選は定数20に対し、現職14人、新人11人の25人が立候補を予定している。市議選は1月の市長選で返り咲いた古謝景春市長が市長選の公約で掲げたドーム型の野球場整備や、来年秋ごろ開業予定の米系大手量販店「コストコ」の周辺整備を含めたまちづくりなどが争点になりそうだ。古謝市長を支持する与党の過半数、さらには13議席以上の絶対安定多数を確保できるかも注目となる。

 現市議会の構成は、中立だった1人が与党的立場を表明して、与党は11人の過半数。野党は5人、中立は4人。立候補予定者25人のうち、与党は保守系2会派に所属する現職8人と無会派の現職1人、引退する与党市議2人や保守陣営などから要請を受けた新人6人の合わせて15人。野党と中立は現職5人と引退する野党市議4人や地域住民などから要請を受けた新人5人の10人。政党の公認は3日時点で公明1人、共産1人で、推薦は社大1人。
 (金城実倫)