石垣市議選どうなる?立候補や争点は 告示まで1カ月


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石垣市役所

 9月11日に県内24市町村の議会議員選挙などが集中する統一地方選挙は、沖縄、宜野湾、名護、石垣、南城の5市議選が9月4日の告示まで4日で1カ月となった。琉球新報の調べでは、5市の定数合計124に対して、154人が立候補の準備を進めている。大票田を抱える5市議選は同日の知事選とのセット戦術が展開される見通しで、激しい選挙戦が予想される。

 【石垣】石垣市議会(定数22)は、現職20人、元職2人、新人6人の計28人が立候補を予定している。現在の市議会構成は中山義隆市長を支える与党が13人、野党が9人と与党多数の状況。このうち与党の2人が今期限りでの引退を表明している。立候補予定者の内訳は中山氏を支持する与党系は14人、不支持の野党系・中立も14人で拮抗(きっこう)。与党が優勢を保てるかが焦点となる。

 新人では、与党系から3人が立候補を予定している。一方、野党系と中立からも3人の新人が出馬する見込みだ。

 2月の市長選で革新と共闘し、中山氏に挑んだ保守系野党の元職と、その支持者だった元職も立候補を表明している。

 市平得大俣での陸上自衛隊駐屯地建設は「工事が進み、もう争点にはならない」(現職市議)との声もある。その中で、現市長を支持するか、否かで分かれる各勢力がどれだけ支持を集めるかも注目が集まる。
 (西銘研志郎)