普天間の騒音対策を 宜野湾市長が防衛局に改善要請


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騒音被害の改善を求める佐喜真淳宜野湾市長(中央)=19日午前、沖縄防衛局

 【嘉手納】佐喜真淳宜野湾市長は19日、沖縄防衛局に井上一徳局長を訪ね、同市の米軍普天間飛行場を発着する米軍機の騒音や夜間飛行について抗議し、改善を要請した。井上局長は「危険性除去を一刻も早く実現させるため、全力で取り組みたい」と答えた。

 市によると、14、15の両日に午後10時以降の飛行や住宅地上空の旋回が確認され、市に24件の苦情が寄せられた。
 佐喜真市長は「午後10時50分でも上空を飛んでいる。うるさくて眠れない」などと苦情の内容を紹介。「返還合意から19年もたっており、本来返還されているべき基地だ。一日も早い閉鎖、返還を実現してほしい」と強調した。【琉球新報電子版】