学校からのお知らせや欠席届をスマホで 学校と家庭をつなぐツール「てだっこ+(プラス)」試験運用 沖縄・浦添市


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てだっこプラスのイメージ画像

 【浦添】浦添市はこのほど、小中学校と家庭をつなぐツール「てだっこ+(プラス)」の試験運用を始めた。てだっこプラスは学校側からのお知らせや保護者からの子どもの欠席届などについて、スマートフォンやタブレットを通じて保護者と学校側が双方向でやりとりできるツールで、手始めに浦添小は7月中旬から試験運用を開始しており、港川小や神森中も近く運用を始める。市は早ければ年度内にも市内全ての小中学校に導入する考えで、将来的には保育園などにも広げたい考え。

 てだっこプラスを利用するには事前の登録が必要。登録したスマホに学校側から連絡が直接来るため、保護者はプリントの紛失や見逃しなどが防げるとともに、欠席や早退の連絡が簡単にできるなどの利点がある。

 一方、学校側はこれまで以上にきめ細やかな情報を保護者に直接発信できるほか、プリント作成の手間がなくなったり、欠席連絡の対応時間が短縮されたりするなど教員側の負担軽減も期待される。

 市によると、試験運用を開始している学校側とその保護者からは「連絡が早くなった」などの好意的な意見が寄せられているという。

 てだっこプラスの導入について松本哲治市長は「てだっこプラスを活用することで学校側も保護者も助かる。保護者全員に使ってほしい」と呼び掛けた。
 (吉田健一)