「1票の格差」訴訟、11月2日に判決 福岡高裁那覇支部


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福岡高裁那覇支部(資料写真)

 「1票の格差」が最大3倍を超えた7月の参院選は、投票価値の平等に反して違憲だとして、齋藤祐介弁護士が県選挙管理委員会に選挙無効を求めた訴訟の第1回口頭弁論が9日、福岡高裁那覇支部で開かれた。即日結審し、判決は11月2日。

 7月の参院選は、議員1人当たりの有権者数が最少の福井選挙区と最多の神奈川選挙区の格差は3・03倍で、沖縄選挙区は1・85倍だった。

 原告側代理人の伊藤真弁護士は、国会が制度の抜本的な見直しに向けた努力を続けていないと指摘。2019年の参院選の最大格差が3・00倍で、格差は拡大しているとし「国会が是正する姿勢を失った結果だ」と述べた。

 県選管側は、都道府県を選挙区割りの基本にするのは合理的で、国会でも選挙制度改革に向けた取り組みを続けていると反論。「国会の裁量権の行使として合理的なもので、著しい不平等状態とは言えない」として請求棄却を求めた。