松本浦添市長の後援会、400万円の寄付を収支報告書に不記載 「悪意なきミス」記載漏れ認める


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後援会の収支報告書に関する記載漏れについて説明する松本哲治市長=20日、浦添市議会

 【浦添】松本哲治浦添市長の後援会「まつもとてつじ後援会」が2020年末、松本氏の選挙母体に400万円を寄付したにもかかわらず、後援会の収支報告書に記載していなかったことが20日、明らかになった。同日の浦添市議会一般質問で又吉健太郎氏が指摘した。松本氏は記載漏れを認めた上で「悪意なきミスだったと思うが、詳細を調べた上で議会に報告したい」と述べた。

 松本氏の選挙母体「浦添未来の会」は今年3月末に解散している。同会が提出した20年の収支報告書によると、同年12月25日に後援会から寄付金400万円を受け取ったが、後援会側の収支報告書には記載されていなかた。議会での指摘を受け、松本氏はその場で会計担当者に電話連絡し、記載漏れを確認した。

 松本氏を巡っては、6月の市議会一般質問で資産等報告書での貸付金の記載漏れがあったことが発覚し、6月に修正していた。
 (吉田健一)