宜野湾市長、基地内立ち入り調査や夜間訓練の運用配慮を米軍に求める


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宜野湾市役所(資料写真)

 【宜野湾】沖縄県宜野湾市の松川正則市長は22日、米軍普天間飛行場のヘンリー・ドーベリー大佐と同飛行場内で意見交換した。報道陣には非公開で行われた。市によると(1)跡地利用のための基地内立ち入り調査(2)市民生活に影響を及ぼす夜間訓練や外来機飛来などの運用上の配慮―などを求めた。意見交換会は不定期開催で、新型コロナウイルスの影響で約2年8カ月ぶりとなる。

 市基地渉外課によると、小中学校での行事中の米軍機訓練を控える旨も申し入れたが、具体的な回答はなかった。米側からは、大雨時の冠水が問題となっている市道11号や市民広場のスケートボード場の進捗状況などについて問い合わせがあったという。

 市長からは有機フッ素化合物(PFAS)汚染などにより住民に不安が広がっているため、改めてこまめな情報提供を依頼した。

(新垣若菜)