事務局長を懲戒処分 OCVB、空席の参与職に


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 沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB、平良朝敬会長)は22日、2015年度第3回臨時理事会を那覇市のロワジールホテル&スパタワー那覇で開き、事務局長の屋良朝治氏を解任し、空席となっている参与職に充てる懲戒処分を決定した。23日に平良会長が屋良氏に臨時理事会の結果を伝え、正式に参与として任命する。

 屋良氏の懲戒処分理由についてOCVBは「上司の会長と常務の指示に公然と反発し、社内の秩序と規律を乱す行為」で「OCVBの就業規定に違反する」と説明した。さらに「常務の専決事項の業務を独断で行った」ことなどを挙げた。
 理事会で定款を改正し、参与の勤務地を本社から「必要となる部署」に変更した。今後参与は会長の指示を受け、特命事項を処理するため、本社に限らずOCVBの事業所での勤務も可能となる。当面、譜久山健常務理事が事務局長を兼任し、2016年4月をめどに人選するという。
 平良会長は「屋良事務局長は人望が厚い方で、このような形で処分するのは非常につらい」と話した。