県勢の川満、仲村は初日35位 川満、最終18番に意地のバーディー かねひで美やらびオープン


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1番 ティーショットを放つ川満陽香理=6日、名護市のかねひで喜瀬CC(大城直也撮影)

 女子ゴルフのJLPGA(日本女子プロゴルフ協会)のステップアップツアー、かねひで美やらびオープン(主催・JLPGA、共催・金秀グループ、かねひで美やらび実行委員会)は6日、名護市のかねひで喜瀬カントリークラブ(6543ヤード、パー72)で予選第1ラウンドが行われた。7アンダーの65で回った西山ゆかりが首位に立った。2位に66の桜井心那、3位に67の仁井優花が続いた。県勢は川満陽香理、アマチュアの仲村梓(沖縄東中3年)が1オーバーの73で35位につけた。山城奈々、吉崎マーナ(沖縄カトリック中3年)は79位、玉城豪華(うんな中3年)が96位、宮城柚(読谷中3年)は101位と出遅れた。

 7日は予選第2ラウンドが行われ、上位50位タイまでが8日の決勝へ進む。賞金総額は2000万円、優勝賞金は360万円。

 前半好スタートを切った川満陽香理だが、後半にスコアを落とした。4バーディー、3ボギー、1ダブルボギーの35位。「アプローチが全然寄らなかった」と後半で苦しめられた。

 出だしの1、2番は、ピンから3.5メートルほどの上りをパットで沈めてバーディー。うまく滑り出した。14番までに2アンダーと安定したスコアでライバルたちと渡り合った。

 しかし、パー4の15番で痛恨のダブルボギー。ティーショットが乱れ、アプローチも寄らずで「内容的にもったいないホールになってしまった」と悔やむ。

 続くパー4の16番は「グリーンを狙った2打目で力が入ってしまった」とショットがうまくいかなかった。パー3の17番は「風が読み切れず、ラフのアプローチもうまく寄せられなかった」と連続ボギーでスコアを落とした。

 ただ、2オーバーで迎えたパー5の最終18番ホールでは、2オン2パットで意地を見せてバーディーを奪取。予選通過となる50位タイ以内に向け、大きな1打を手にした。

 2日目に向け「ショットは悪くない、焦り過ぎず、こつこつスコアを伸ばしていきたい」と持ち前の笑顔を絶やさなかった。
 (大城三太)