2021年度の県内高校の中途退学者数は、前年度比343人増の1440人だった。中退率は2.1%で、全国平均の1.2%を上回り、最も高い割合となっている。
県内の中途退学者数は18年度に1281人(中退率2.2%)、19年度1422人(同2.3%)、20年度1097人(同1.7%)。中退率は、各年度の全国平均を上回り、全国で最も高い割合で推移してきた。
21年度調査における、県内の中途退学の理由は、多い順に「進路変更」51.3%(全国44.2%)、「学校生活・学業不適応」16.3%(同30.5%)、「その他の理由」14.4%(同6.2%)、「病気、けが、死亡」8.6%(同4.9%)、「経済的理由」5.1%(同1.4%)などと続いた。
全国値と比べると、特に県内では「進路変更」と「病気、けが、死亡」、「経済的理由」による中退者が多い傾向にある。
(吉田早希)