基地の地元首長と意見交換 駐日米大使「沖縄で良き隣人でありたい」


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 エマニュエル駐日米大使は31日、那覇市のザ・ナハテラスに県内の基地所在市町村の首長と在沖米軍幹部らを招き、意見交換会を開催した。冒頭以外は非公開の会合で、エマニュエル氏は「何が改善が必要で、どのような将来が必要か話したい。沖縄で米国が良き隣人でありたいとのスタンスを日本全国に広げたい」と述べた。

 会合に参加した石垣市の中山義隆市長は本紙取材に「(尖閣諸島に触れた上で)普段石垣市民が不安に思っていることは、台湾有事の際のことなので、日米の安全・安保をより強固にしてほしいと述べた」と話した。

 名護市の渡具知武豊市長は「海兵隊と地元区民との交流について、これからもよろしくお願いしたいと話した。基地から派生する、不発弾(処理)や飛行機訓練についての改善などもお願いした」と話した。

 会合にはそのほか那覇市の城間幹子市長らが参加した。米側はマシュー・ドルボ総領事やキャンプ・ハンセン、キャンプ・シュワブ、嘉手納基地などの軍幹部が参加した。
 (梅田正覚、照屋大哲、伊佐尚記)