アスティーダ、快勝で6勝目 彩たまに3-1 エース張本がフル回転 卓球Tリーグ


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 卓球ノジマTリーグの琉球アスティーダは5日、佐賀県のSAGAプラザ総合体育館でT.T彩たまと対戦し、3―1で勝利した。第1マッチダブルスは張本智和・木造勇人が2―0で勝った。第2マッチシングルスの吉村真晴、第3マッチシングルスの張本も3―0でストレート勝ちした。第4マッチシングルスの有延大夢は0―3で敗れた。通算成績は6勝4敗で勝ち点21で1位となっている。次戦は18日、秋田市のCNAアリーナ★あきたで岡山リベッツと対戦する。


 

琉球アスティーダ―TT彩たま 第3マッチシングルス 得点を奪い、雄たけびを上げる琉球の張本智和=5日、SAGAプラザ総合体育館(琉球アスティーダ提供)

 琉球アスティーダが充実した試合運びで6勝目を挙げた。エース張本智和は世界選手権など海外遠征を終えて1日に帰国したばかり。その疲れをみじんも見せず、第1マッチのダブルスと第3マッチのシングルスに出場。フル回転で勝利に貢献した。

 木造勇人と組んだダブルスは第1ゲームを11―4で圧倒した。第2ゲームも序盤から勢いよく加点。10―5で勝利を目前にした一方、じわじわと1点差まで追い上げられる。しかし集中力を保って11―9で逃げ切った。シングルスの第1ゲームは、サーブ権のある相手に11―10で競り勝った。その勝利で流れをつかみ、第2、3ゲームは危なげなく勝ちきった。

 世界選手権団体戦では銅メダルを獲得し、世界ツアーのカップファイナルでは準優勝。世界選手権準決勝の中国戦では、世界王者の樊振東と次代のエース候補、王楚欽を倒す奮闘を見せた。「楽しくて仕方ない」「全体的に卓球のレベルが上がっている」と話すなど、エースがたくましさを増してチームに帰ってきた。

(金良孝矢)