「モータルコンバット」ブレイクダンス日本一、世界大会へ 沖縄出身の2人が所属「世界一目指す」


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
ブレイクダンス世界大会への切符を手にした「MORTAL COMBAT(モータルコンバット)」。前列左端が金城隼人、同右端が新垣和康=5日、大阪市のZEPP NAMBA(提供)

 ブレイクダンスのチーム日本一を決める「Battle of the Year(バトルオブザイヤー)」が5日、大阪市のZEPP NAMBAで3年ぶりに開催された。県出身の金城隼人(37)=糸満市、新垣和康(37)=那覇市=が所属する「MORTAL COMBAT(モータルコンバット)」が頂点に輝き、12月3日に沖縄市の沖縄アリーナで開催される世界大会への切符を手にした。

 大会には20チームが参加し、予選を勝ち抜いた6チームが決勝トーナメントへ進んだ。チームは予選を6位で通過。接戦を勝ち進み、決勝は15分間の枠で熱いバトルを繰り広げて栄冠を手にした。

 モータルコンバットは2003年に結成。最高成績は世界2位。大阪を中心に活動し、現在は個性派の10人で構成する。

 金城は「『やるからには世界一』を合言葉にしてきた。一人一人は不器用だが、それぞれ得意な技術があり、チームとして戦うと強さを発揮できる」と自信を持つ。

 「会場での盛り上がりはすごかった。世界大会は海外でやることが多いが、今回は沖縄開催。地元の観客を盛り上げながら、その応援を力に変えて世界一を目指す」と決意を込めた。
 (大城三太)