卓球、男子団体は真志喜V 最終戦、牧志が勝ち切る 中学九州選手権県予選


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男子団体決勝 力強いスマッシュを放つ真志喜の牧志拓夢=6日、うるま市石川体育館(喜瀬守昭撮影)

 卓球の第23回全九州選手権大会(中学生の部)県予選が5、6の両日、うるま市石川体育館で開催された。男子団体は真志喜中が3―2でエナジック卓球アカデミーに競り勝ち、女子団体はコザ卓球クラブが3―1で琉球レオフォルテJrを下して、優勝した。男子シングルスは仲村清矢(中城中)が3―2で山城陽(琉球レオフォルテJr)を破った。女子は熊田陽花(琉球レオフォルテJr)が3―0で、吉里琉花(桑江中)を圧倒し、2連覇を果たした。

 男子団体は真志喜中が接戦を制した。これまでの最高成績は2位で、壁を打ち破った。

 部員の半数は小学生時代にハッピー学童(宜野湾市)で卓球に親しんできた。稲嶺光生主将は「元気があるのがチームの良さ。応援で盛り上げることができた」とチームワークを誇る。シングルスの稲嶺は横下に変化をつけるサーブが好調で切り崩して競り勝った。ダブルスは吉本玲央のサーブ、具志堅拓斗のスマッシュがさえて勝利した。

 2―2と並び、最終マッチの牧志拓夢に勝負が託された。球を切るような返球で相手を苦しめるカットマンスタイルでミスを誘った。「左右に揺さぶられ苦戦したが、集中していた」と相手に傾きかけた流れを引き渡すことなく、勝利し優勝の立役者となった。

 シングルスに出場した永田兄弟はともに敗れた。2年で兄の俊は「サーブはすぐ返され、相手のスマッシュは拾えなかった。力の差を感じた。もっと真剣に練習しようと思った」と再起に燃えていた。1年で弟の琉は「サーブやドライブの強化が必要」と敗戦を糧に成長を誓う。
 (大城三太)