与那国空港の使用、沖縄県が許可 日米統合演習、防衛省の申請に 機動戦闘車を搬入へ


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16式機動戦闘車(MCV)=10月、陸上自衛隊東富士演習場

 10日から始まる日米共同統合演習「キーン・ソード23」の一環で、沖縄県営の与那国空港に陸上自衛隊の16式機動戦闘車(MCV)を運び込む計画を巡り、県空港課は9日午後、防衛省統合幕僚監部(統幕)が提出した空港の使用申請を許可した。統幕は17、18日の期間にMCVを輸送機で与那国空港へ運び、空港から与那国駐屯地までの一般道路を走らせることを計画している。県内の一般道路でMCVが使用されるのは初めてとなる。

 県によると、統幕が県に提出した「制限重量超過航空機使用申請書」について、技術的な問題はないとして許可した。MCVは105ミリ砲を登載した最新鋭の装輪装甲車で、築城基地(福岡県)から沖縄県内に運び込まれる見通し。

 申請書によると、17日正午~午後1時、18日午後3時~4時45分に、与那国空港でC2輸送機を使用するとしている。C2輸送機は那覇空港から与那国空港間を運航するとしている。