「PCウイルス感染」詐欺で男性が48万円被害に 「不振メールは警察に相談」呼び掛け 那覇署


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 那覇署は10日、那覇市の60代の会社員男性が、電子マネーの利用権(計48万円相当)をだまし取られる特殊詐欺事件(架空料金請求詐欺)が発生したと発表した。署は「不審なメールなどを受けたら、1人で判断せず警察に相談して」と注意を呼びかけた。

 署によると3日、男性がパソコンでウェブサイトを閲覧中、画面上に「ウイルスに感染しました」との警告メッセージと、偽のサポートセンターの番号が表示された。男性が記載された番号に電話すると、女性の声で「遠隔でウイルスソフトを導入するので、料金として電子マネーカードを購入し、裏面の番号を入力して」と指示を受けたという。

 男性は女性の指示に従い、電子マネーカード12枚(計48万円相当)の番号を4回に分けてパソコンに入力した。不審に思った男性が翌日、那覇署に相談し詐欺が発覚した。県警によると、今年1月から11月10日の県内の特殊詐欺による被害は11件、約2000万円に上る。